ドイツの総合化学メーカーBASFの子会社である BASF デジタルファーミング社(本社:ドイツ)はこの度、AIベースの栽培管理最適化デジタルプラットフォーム 「xarvio® FIELD MANAGER」(ザルビオフィールドマネージャー)を2021年4月に日本で上市することを目指し、JA全農と新たに協業を開始することで合意しました。BASFデジタルファーミング社のデジタルプラットフォーム xarvio® FIELD MANAGERは、圃場毎のリアルタイム情報と、それらの情報をもとにAIが分析したリコメンデーション(推奨作業)を提供することで、農業を支援します。生産者は、気象データや衛星データから得られる作物の生育段階や病害、雑草のリスクに関するシミュレーションと栽培管理に関するリコメンデーションにより、効率的に最適な栽培管理の意思決定を行うことができます。このAIベースのデジタルプラットフォームは、PC、タブレット、スマートフォンで利用できるようになる予定です。
BASFのデジタル農業製品xarvio® FIELD MANAGER(ザルビオフィールドマネージャー)は、2019年、力強く成長し、世界で17,000以上の生産者の200万ヘクタール以上の圃場の作物生産を支えました。お客様からの幅広いフィードバックに基づいて、xarvio®は2020年に新機能を導入しています。
農業は世界的に大きな課題に直面しています。一部の地域では、食料や飼料の需要が急速に増加する一方で、供給側の生産体制が整っていません。また、ドイツや他の欧州諸国では、持続可能性と透明性が人々の関心を集めています。これらの課題に対応するため、BASFは「xarvio® Digital Farming Solutions(ザルビオデジタルファーミングソリューション)」として、世界中の農業をより効率的かつ持続可能にするデジタルアプリケーションを開発しています。